いい日、旅立ち。Part2
〜前回のあらすじ〜
「思い立ったが吉日」と、博多へ初のプロレス観戦遠征を決意した筆者。初めての新幹線の乗り継ぎに戸惑いつつも、とても快適な道中を過ごしたのであった。
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いよいよ博多駅に到着。
ホテルのチェックインまで少し時間があったので博多駅内のお洒落なカフェで一服。周りの人々の博多弁が飛び交う会話に「あぁ…本当に福岡に来たんだなぁ…」としみじみ思う。スマホで改めて今日の対戦カードなどを眺めていると、メールが1通届いた。母だ。
開いてみるとただ一言だけ
「無事か」
と、生存確認。なので私も
「無事だ」
と一言だけ返した。
そんな事をしていると、あっという間にチェックインの時刻が迫っていた。
駅からホテルまでは歩こうと思えば歩ける距離だが、悩んだ末タクシーに乗って向かった。
博多の街は「どんたく祭り」の真っ最中。街は交通規制が始まる中、運良く時間ギリギリですり抜けられた。すると、バックミラーでこちらを見つつ運転手がこう言った。
運転手「◯▲■♯*□¥%◆△」
(訳:お客さん、運がいいね〜。ちょうど今通ってきた道、交通規制が始まったよ!)
ゴリゴリの博多弁とお年寄り独特の話し方で、ほぼ何を言っているか聞き取れなかったが、おそらくこう言っていたのだと思う。
そして無事ホテルへチェックイン。
極々普通のビジネスホテルの部屋。「着いたああああ!!!!」と言いながらベッドに飛び込む。
まだ試合開始までだいぶ時間があったので、部屋中を物色。テレビの下の引き出しにペイチャンネルの番組表が。表紙は豊満な胸を惜しげもなく露わにする若い女性の写真。
それを写真に撮って、友人Sに送りつける。(Sはその頃、当時付き合っていた彼氏とデート中。)不思議と、とても晴れやかな気分だ。
時間の丁度いい頃合いを見てホテルを出発。ホテルから会場まではおよそ徒歩10分。
途中、コンビニで酒を調達。近くでWANIMAのライブがあったらしく、プロレスとWANIMAのグッズTシャツを着ている人が半々くらいいた。
会場に到着。試合が始まる前からビールを一本空けてしまう。
そして棚橋さんの試合はもちろん皆様ご存知の通り悔しい結果に終わった。
会場を出てやけ酒と称した、ただの晩酌をしようと飲食店を探すも意外とない。せっかく来たのだから何か美味しい物でも…と最初は思っていたが、だんだん店を探すのも面倒くさくなり、結局コンビニでたらこパスタとワンカップを買って帰る。
ホテルの自室で博多感が全くない夕食を済ませて一息ついた途端、一日の疲れと眠気がどっと出たのがわかった。さっさと風呂に入り、23時には就寝。
翌朝は8時に起床。私は基本寝起きが悪く、生まれてこの方スッキリと目覚めた事がないのだが、この日は「あぁ…。よく寝た。」と心の底から思える良き目覚めであった。
ホテルは朝食付きではないので、ちょっと早めにチェックアウトして博多駅内のカフェで優雅な朝食をとる事に。
実に美味であった。
そこでSからLINEが。昨日送ったペイチャンネルの画像についての返信であった。(彼氏のすぐ横で私からのLINEを開いたらエロ画像だったのですぐに閉じたらしい)
お詫びにこのお店で明太子を買い、クール宅急便で送ってあげた。
ふくや博多駅地下街店 | 辛子明太子[めんたいこ]の通販【博多中洲 味の明太子ふくや】
私も自分と母の分を買い、帰ってすぐ食べたが実に美味であった。(確か明太子の辛さが選べたと思う。)
帰りの新幹線は昼過ぎだったので、お昼くらいせめてどこかのお店で…と思っていたが駅弁の誘惑に負け、結局また新幹線の中で食事を済ませた。
昼食の後は「めんべい」をつまみに一杯。これぞ至福のひととき。
辛子めんたい風味 めんべい – 山口油屋福太郎 | めんべいと明太子の福太郎
またバラードソングを聞き黄昏ている間にあっという間に5時間が経過。また新幹線を乗り継ぎ、自宅へ無事生還した。
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とまぁ、ざっくり初福岡遠征を振り返ってみましたが観光みたいな事は全く出来ませんでした(笑)でも博多駅ってとても大きいですね。博多駅で一日過ごせてしまう気がします。
今度は是非、旅行で行きたいですね(*^o^*)
また遠征も行きたいな〜。